院長コラム

2026.10.21

おなかの画像検査(3)

当院で行える内視鏡検査以外の画像検査は腹部単純X線写真(レントゲン写真)と腹部超音波(エコー)の二つです。

レントゲン写真は安価で低被曝に撮影できる検査です。おおまかに言って気体が黒く、脂肪、水、石灰化の順に白く映ります。おなかの場合、それぞれの目的によって立位または臥位で撮ります。胃や腸のガスパターンや腹腔内の遊離ガス像や液体貯留、石灰化などをみていきます。

エコーは侵襲性がなく、スクリーニングや頻回に行う必要がある経過観察に適しています。疾患によってはCTなどより診断に優れている場合もあります。肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓、腎臓、前立腺などの実質臓器を観るのに適しており、管腔臓器である消化管に対しては難しいことがあります。

これらの検査では不十分であったり、さらに精密検査が必要だと判断した場合には近隣の医療機関と連携してCTやMRIによる検査を追加することがあります。その際は検査日と検査時間を予め予約しますので患者さんの都合に合わせることができますし、病院での待ち時間もほとんどありません。

次回は血液検査について書いてみようと思います。

TOPへ戻る